大好きな彼女だった。
大好きな彼女だった。 毎日「好き」と言ってくれて、 私だけを見てくれていると、信じていた。 ある日ホテルからおじさんと出てくる姿を見て すべては壊れた。 私に隠れてしていた、パパ活。 「……ごめんなさい」 震える声で繰り返す彼女を、問い詰める。 逃げ場のない部屋で、頬に走る乾いた音。 愛しているからこそ、許せなかった。 本当の愛を、その身体に、ちゃんと教えてあげる。 「ごめんなさい」が聞こえなくなるまで。 でも、彼女はまだ知らなかった。 これが二人で過ごす、最後の夜になることを。